気になるお酒 2
☆春鹿(はるしか)
御神酒づくりの情熱は、家業の市販酒の醸造にも向けられ、いまから15年も前にいち早く純米酒も始めた。
一般の販売店や消費者のほうでも、まだ純米酒の意味も価値も知らなかったので、せっかくつくった純米酒は、普通の酒にまぜて売っていましたが、その後本醸造協会に加わり、山廃翫を使って特別本醸造を出したところ、そのすぐれた酒質に東京の一流酒問屋の社長が目を見はり、東京の主なデパートに『春鹿』本醸造が並ぶようになりました。
この蔵14年の但馬出身の谷淵芳一杜氏が健在なのも心強い。
ベテランの谷淵杜氏がいま腕を振るってとり組んでいるのは、今西蔵元がいち早く手がけた純米酒『春鹿』だ。
米は山田錦の一等米を50パーセント磨いて、道具立てもこしき、箱麹、その他すべて手造りで仕込む。
水も仕込みには春日神社境内の清水通りの井戸水を使う。
この純米酒、しぼりたてを飲んでみましたが、フルーティな爽やかな芳醇さ、自然の旨み、すばらしいものでした。
この上熟成したらいかばかり雅趣ある味わいになろうかと、楽しみでなりません。