迷った心理を誘導する
「私つくる人、あなた食べる人」とやって、中ピ連だったかに「女性差別だ」とかみつかれたCMがありました。
一方、男性側からは、つくる人とはおこがましい。
市場で、できあいのお惣菜を買ってきて、「私ならべる人」というほうが適切ではないかと皮肉られたものです。
反対のものを二つならべて対比させる前項の手法と共通する点も多いが、二つの事柄を対照させる手法だ。
これをもじったわけではないだろうが、「ボーナスを飲むのは男、ボーナスを着るのは女」(独身のうちですよ、お嬢さん)と呼びかけたのは、毛皮のエンバだ。
つまり、どちらかなと思わせておいて、本題にひき入れる手法だ。
そのものずばりの例をあげよう。
「どっちかな、男、それとも女、アイデア思考中。
ウン、さぼり中、天然もの、養殖もの」と先にきて、「自然なお醤油なら、本醸造の三文字をチェックすれば、すぐわかります」と、純正・天然醸造ヤマサ醤油が出てくるしかけだ。
何年か前に流行していた「どっちが得か、よーく考えてみよう!」というサクラフィルムのCMも、ちょっと形はちがうがこの手法です。